1.はじめに
経済の発展に伴い、日本語も大きく変化している。若者言葉を例にして言えば、それはマスコミ、方言、または外来語などから影響を与えられながら、さまざまな新しい変容を見せている。この現象は社会の進歩と共に言葉が変化していく必要性と実用性を示しているものと考えられる。
若者言葉は若者の間でよく使われている特殊の言語形式であり、日本語の中でよく見られる現象の一つである。若者言葉が標準語と違い、標準語のルールから離れる多くの言葉や言い方を含み、自由性と娯楽性に富んだ表現形式でもある。若者言葉は若者の世界観と価値観の一部分を反映することができる。一方、若者言葉が頻繁に使われ、言葉遣いや文化の面で現在の社会に大きな衝撃を与えている。また、山口奈緒子(0000)の指摘している通り、若者言葉は「その時代の若者の今という瞬間が映されており、社会や文化全体の鏡にもなっている」1)ものであり、「若者言葉は仲間同士の連帯を深めるという重要な役割を持っている」2)ものである。そのため、若者言葉を対象にして考察し、分析を施すことは、大変有意義なことであり、評価されるべきものなのである。
本稿は中国と日本社会での若者言葉を対象として、語彙、文法、発音という三つの側面から日本語と中国語の若者言葉を分類したうえで、それを形成する原因について分析を加えると同時に、社会言語学の視点から中国語と日本語の若者言葉の語形、特徴、背景などについて考察を試みたい。
2.若者言葉の定義
現代では沢山の流行語がある。この流行語は多分若者間で使われてはじめる。その後段々中年と高齢者に受け入れられて社会の通用の語になった。日本文化庁は2000年5月23日に“国語についての世論の調査結果”を公布した。調査されたものの中で85%の人は日本語の使用は間違う所があるものと考える。その中で若者言葉が日本語の規範に適わないことを考えるのが62.5%を占める。ある人は若者言葉が新しい言葉であると考える。それでは、若者言葉は一体どのような言葉であるか。
若者言葉についてはまだ具体的で標準的な定義が出で来ない。しかし、日本梅花女子大学の米川明彦(0000)は若者言葉について次の定義を提出した。
「若者語とは中学生から三〇歳前後の男女が、仲間内で、会話促進・娯楽・連帯・イメージ伝達・隠蔽・緩衝・浄化などのために使う、規範からの自由と遊びを特徴に持つ特有の語や言い回しである。個々の語について個人の使用、言語意識にかなり差がある。また時代によっても違う。若者ことばともいう。」3)
若者言葉は風靡することが早い、しかし、消えることも早い。ある言葉は死んだ言葉になった。あるのが時代の発展に伴って次第に固定した。若者言葉についての定義がまだある、米川明彦先生の定義は妥当なものであり、それを基準に中日両国の若者言葉を定義することができると思われる。
3.中日若者言葉の比較
中日の若者言葉はいろいろな異同点がある、中国の若者言葉は日本のに影響するに伴って日本のにも影響される。若者として、中国の若者言葉と日本の若者言葉は一体どこが違うであろうか。次に語彙、文法、発音という三つの側面から見てみよう。
3.1 語彙
語彙においては、語形の変化と語意の変化という二つの面がある。
1)語形の変化
a.省略
これは若者言葉でよく使われるものである。語彙の先部分、中部分、後部分その三つの省略がある。例えば、「ない」(ありえない)、「きもい」(気持ち悪い)、「いろち」(色違い)、「いた電」(いたずら電話)。「マック」(マクドナルド)、「ホムペ」(ホームぺージ)、「あぶい」(危ない)、「むずい」(難しい)、「ハヤツ」(早い)。「学食」(学生食堂)、「新歓」(新入生歓迎コンパ)そして、和語と外来語の省略:「ドタキャン」(土檀上でキャンセル)、「タク通」(タクシー通学)。
そして、センテンスの省略もある。「セブンッチャウ」(セブンイレブンに行く)
中国でもその現象がある,例えば“火”(火爆),“规”(犯规),“空调”(空气调节器),“挂了”(挂科,死掉),
若者言葉の省略語は経済、娯楽の役割を持つ。まず、現代社会の生活リズムが速いので社会の各方面が効率を重視する。省略語の使うのはリズムが速い生活に適応できるので経済の役割を持つといえる。そして、省略語もユーモラスな役割を持つ。省略した後、本来の意味も持って、それに、新鮮感が現れて若者言葉に対して大きな考える空間がある。
b.派生
名詞の後で「する」「る」「い」などの接尾語を加えて動詞と形容詞に転換する。例えば、「タクる」(「タク+る」から、タクシーに乗る)、「プロい」(「プロ+い」、技術や完成度がプロのようにすばらしいの状態である)、「あせる」(汗をかく)、「オケる」(カラオケに行く)、「お茶する」(お茶を飲む)、「マクる」(マクドナルド食事する)、「ナウい」(now+い)、「いまい」(いまでは最新)
中国語は日本語のように接尾語を加えることができないのに中国の若者はよくある語彙をほかの意味で使う。例えば、「汗”(恥ずかしい、しよがない)、“猪”(おろか、ばが)、“山寨”(偽物)、“浮云”(なんでも虚無)、“蒜你狠”(にんにく値段の高さの形容)
c.造語
まず、音節の逆。「ものほん」(ほんもの)、「ルービ」(ビール)。「ジャーマネー」(マネージャー)、「でーはー」(派手)、「年少」(少年館)、「ぱっきん」(金髪)。
そして、二つ以上の詞それぞれの一部分をとる。例えば、「はつかれ」(「初+彼氏」初めてできた彼氏)、「かもい」(楽,簡単である様子)、「ぷよる」(太る)。完全に想象での新しい語彙。
完全に若者自分で出来上がた言葉:「ワシ男」(定年退職後)、「がおる」(疲れる、弱る)、「まったり」(ぼんやりする、ゆったりする)
中国語でもある。例えば、“给力”(よくできた)、“鸭梨”(圧力)、“神马”(何)、“我爸是李刚,恨爹不成刚”(李刚事件)、“豆你玩”(緑豆の高価格)、“伪娘”(女性のようなの男性)などある。“囧”(苦しい立場におかれる)、
d.強調語
日本の高校生と大学生はよくこんな言葉を使う。特に女性はよくこの種類の言葉を使う。例えば、東京の女性用語である「超腹減らない」、「っていうか、私超いけてるイタ飯やしってんだけど」など中の「超」;大阪の女性用語である「めちゃかわいい」、「はりむかつく」など中の「めちゃ」、「ばりむ」は程度を強調することばである。話し方が自分の心理を完全に表す一つの方式である。よく思わない結果を生まれる。
この点で中国は日本と同じである。中国の若者は程度を強調するためによくある程度副詞を使う。例えば、“超”、“巨”、“奇”、“狂”、“暴”などがある。その意味は「一定のしきたりを超えてある高い程度に達する」というものである。
2)語意の変化
a.語意の変化と拡大
「寒い」は(つまらないジョーク)の意味を転換する、「やぱい」(不都合である,危険である)は(おいしい、素敵だ、素晴らしい)の意味に転換する。
中国語でもそんな例もある。“寂寞”(寂しいの意味だけではなく、更に退廃の意味を指す)、“蚁族”(蟻のような弱くて収入が低い大学卒業生)、“鸭梨”(圧力)、“山寨”(偽物)、“楼主”(BBSのリーダ)。
3.2 文法
1)「ら抜き」と「される」
「ら抜き」は最も出来上がるのは昭和年代の初期である。1951年の雑誌であた「言葉生活」の「耳」の文章のなかで:“「それは見れますが」「それは食べれますが」といった発音をする人がいる。「見られますが」「食べられますが」というのが普通の言い方だが、「見れる」のほうも若い人々の間ではかなり一般化している。”今若者間ではよくつかわれる。
その原因は可能の意味である「ら抜き」は「ら」を除去した後形式上で尊敬と受け身を表す動詞と区別ことができる、それに音節を短くした後、発音も簡単になった。
例えば、「来れる、寝れる、出れる、食べれる、逃げれる、生きれる、起きれる、見れる」などの言葉がよく聞かれる。
2)「全然」の使い方
以前「全然」は否定意味の言葉を飾る、しかし、近年以来、肯定意味の言葉とセンテンスも飾ることになった。例えば、「全然いい」「全然大丈夫」。
3)曖昧語
若者言葉で曖昧語がとくに目に立つ。例えば、自分の意見と考えを表す時、よく「私の考えでは~」、「私の意見では~」、「私に言わせてもらうなら」などが言われる。しかし、これは長すぎて自分の主張を強調しすぎるという感じがある。もし「私的には~」ならば、よくないと思うか。
それに、緊張した雰囲気を緩和させる時、あるいは自信が足りない時、若者言葉で断定しないためによく「~っ感じ」、「~みたいな」、「~系」などの婉曲な表わし方を使う。若者言葉でよくつかわれる「~じゃないですか」は肯定の意味を表す婉曲な表わし方である。
若者言葉ではよくつかわれる「~じやないですが」というセンテンスが相手の意見を求めるのではなけて肯定の意味を表したい。
4)敬語
若者言葉では敬語がとても重要である。特に「コンビニ敬語」についてはいろいろな議論がある。「コンビニ敬語」と言えば実は若者はコンビニとレストランでの礼儀用語である。例えば、
「こちらコーヒーになります」(こちらコーヒーです)
「おつりの方は三百円です」(おつりは三百円です)
日本の若者は敬語を段々使わない傾向がある。その原因は次のようである:① 若者は敬語の正しい使い方がわからない。現代社会の変化、特に核家族の流行は高齢者との接触機会が少なくなるので若者は正しく敬語を使わない。②若者は集団以外の人の存在を軽視して自分の世界だけ生活するので、段々尊敬語と謙譲語の使い方を忘れた。③若者は他人を拒絶することがほしくない。その原因は上司と先輩との関係が緩和されて彼らは親しくなった。この関係にとってできるだけ敬語を使わないほうがいいである。とりあえず、敬語は仲間が良くない人に使われる。
実は中国語では文法を転覆することもある。例えば、“去吃饭先”(先去吃饭了),“这个不错吃”(这个挺好吃)。それに隠喩もある。例えば、“腐败”(吃喝的意思),“恐龙”(形容长的丑的女生),“蒙娜丽莎”(形容背面很好看正面却不敢恭维的女生),“养眼”(漂亮),“嗨皮”(兴奋高兴),“酱紫”(这样子),“稀饭”(喜欢)。中国の若者も敬語を段々使わないことになる。
その原因は大体日本と同じである。
5)隠喩
日本でも中国でも若者は隠喩を使って自分の意味を表す。例えば、日本人はよく1980年代に使った俗語である「話しがピーマン」(話しはピーマンのようである)、その意味はある人の話は中身がない、ピーマンのように表面はいいであるが内容は中身がないという意味である。この俗語はよく若者の中で流行される。「野菜語」さえも派生された。例えば、「話しがトマト」その意味は聞かれた後恥ずかしい感じがある言葉である。「話しがキュウリ」、その意味は話しはキュウリのように長すぎる。「話しがタマネギ」、その意味は聞かれば刺激という感じがあるが、よく考えれば意味がない言葉である。
3.3 発音
調子の平調化はある傾向になった。例えば、「かれし◎」(かれし①)、「バイク◎」(バイク①)。同じ言葉は違う調子にとって違う意味がある。「かれし」は平調で読まれる時“自分の恋人”の意味である、しかし、降調の時“あの人”の意味である。
それに、言葉の尾部の調子を引き上げるのもある。この形式は疑問句らしいである。「半クエスチョン」と言われる。例えば、「あなたが↗この前↗掲示された↗マニュアル↗、ちょっととらないところが多いんですけど」。この調子は相手の注意力を吸引することができる。この半疑問は自信が足りない表現である。
数字で言葉を代替する。例えば、「4649」(よろしく)、「1919」(いくいく)
同じ発音あるいは近い発音で他の意味を表す。例えば、「ミジメスメン」(ビジネスメン)、ここで「ビジメ」と「ミジメ」の発音が近いである。「フラレタイリ」(プロレタリア)、ここで「プロレ」と「フラレ」の発音も近いである。
中国語の中で“酱紫”(这样子),“稀饭”(喜欢)、“滴”(的,得,地),“买疙瘩”(Oh,my god!),“木有”(没有),“偶”(我),“斑竹”(版主),“杯具”(悲剧),“洗具”(喜剧),“餐具”(惨剧)などの例もある。
4.中日若者言葉に関する概括的な考察
4.1 特徴
1)対象の特定性
若者言葉とは、文字通り若者の間でよく使われる特殊な言語形式(表現・語彙)であり、このような特殊な言語形式を使用することにより、若者同士の感情を促進し、相手への理解を深めてお互いの信頼を高めることができるので、若者の年齢層にある人々の交流を順調に行わせる手段の一つである。そして、若者言葉は、多数の言語に見られる現象であり、例えば、日本人の若者はよく「イケメン」、「超」などを使用しているのに対して、中国人の若者は“超”、“巨”、“奇”、“狂”、“暴”などを愛用する。この点から見れば、共通していることは否定できないであろう。ただし、若者言葉の通用する対象は同じ年齢層の人に限られているため、話しの相手が同じ若者でない場合は、それを使用することにより、逆に相手に迷惑をかけたり不愉快をもたらすことはしばしばあるので、使用のときには要注意である。
2)恣意性
若者の性格大体自由性と散漫性が含む。若者の考えは活発でよく変わる。ですから、よく自分の言葉規範だけ守る。社会にはまだ入らないので社会の各規範は分からない。日本若者言葉ではよく日本語の規範を守らない言葉が多いである。例えば、「気持ち悪い→気もい」、「告白する→コクる」,「金髪→ぱっきん」。中国語にも似たような現象がある。例えば、“强→弓 虽”、“我喜欢→偶稀饭”、“先给我个理由→给我个理由先”など。
3)娯楽性
高度情報化社会の発展に伴って映画、テレビ放送、携帯電話、ネットワークなどの影響で若者の考えは深刻に変わられる。日本では毎年流行語を選ぶ。例えば、太陽族、ハンカチ王子、三無主義などである。中国出は大体同じである。例えば、“你太有才了”、“不要迷恋哥,哥只是个传说”、“做人要厚道”、“不要和我比懒,我懒得跟你比!”、“出来混迟早要还的!”、“今天你偷菜了吗?”など。
4.2 形成の原因
1)歴史要素
若者言葉は近代化の産物であると言える。生産力の発展、時代の流れ、経済の高度発展、技術の進歩、教育の高まるに伴って必ず語言に影響をもたらす。特にマスコミ時代、携帯電話とネットワークの流行で若者に自由に表現させてしきたりを打ち破させる。
2)社会要素
語言は社会の産物である。日本の若者言葉の現れるのは社会要素の日進月歩に必然的な関係がある。経済の高度発展、西方経済と文化の産物は日本の伝統文化に影響をもたらす。外来語と和語が大量に出現するので、若者の神経を刺激して、文化交流の深化とマスコミの宣伝に伴って若者言葉は社会潮流のマークとして国民に認めされた。現代社会の高速発展で上を受けて下を起こす若者は巨大な圧力を背負わなければならない。冗談の言葉が圧力を軽くする良薬である、その時マイナスの評価も出来上がた。この点で、中国の若者と日本の若者は大体同じである。言葉でリラクスされて認めされたいである
3)語言背景
日本語は黏着語であるので、日本の若者に無限の想像空間を提供する。例えば、派生詞、接尾語、接頭語、複合語、外来語などが日本語の黏着性と関係がある。それに中国語は独立語であるので、中国語の造詞機能は日本語より弱いですけど、若者は自分に属する特別の文化を創造できる、自分に属する生活方式を選ぶことができる。省略、仮借などを通じて自分に属する語言方式を創造する。
4)心理要素
米川明彦先生は若者言葉が集団用語の一つの種類を考えた。日本人は強い集団帰属感を持っているので一つの集団の中で同じ言葉を使われば仲間同士間の感情を増やすことができる。それに秘密の守ることもできる。そして、若者言葉は簡潔で便利で、想像に富んで、巧妙に自分の考えを表す同時に雰囲気を活発させる。例えば、「ぽっちゃりけい」は「でぶ」より婉曲である。それに「きも可愛い」は「気持ち悪い、可愛い」という二つの意味を表すことができる。
若者言葉の使う人は大体初中生、高校生、大学生と若いサラリマンである。初中生多分簡単な言葉をまねる。大学生と若いサラリマンは段々成人の語言規範を受けて語言の表現も常軌になった。しかし、高校生は思春期にいるので目覚める意識も出来上がる。この時期では自分や他人に非常に敏感である。社会に認めされたいである。家庭と社会によく逆反の心理がある。この背景の下で若者は大量の言葉を作た。
米川明彦先生は若者が思春期にいるので自分の意識 がつよくて新機軸を出すことがすきである。これは主な原因だと思う。
5)国民性格の要素
日本は海外文化を受けるのが得意である。大和民族は外来文化の
精華を発揚して自分の特別なものになった。この模倣主義は語言を表したら実は勇敢に実践し,大胆に新しいものをつくり出す。現代になったら欧米文化に対しての崇拝も若者の傾向になった。ですから、英語を借りるのは非常に流行になる。学問があるのを認めされる。
それに、若者言葉ではの曖昧と婉曲の表現形式および強い集団意識などがある程度で日本の伝統文化精神を受け継ぐ。これは多くの人たちの寛容を受ける原因の一つである。
6)教育体制の要素
日本文部省は前世紀の70年代に“ゆとり教育”という指導原則を提出した。そして80年代から実施された。この原則によって多くの中小学校は学生の圧力を減らすために大幅に授業時間と学習内容を減らす。客観的に基礎教育を弱くなった。その結果学生の学習能力が弱くされた。その中で日本語の下がるのは学者に心配された。
日本マスコミ教育開発中心は33の大学、やく1万3千名の2004年新入生にテストした。その調査の結果はただ中学生国語の水準を持つ大学生が国立大学6%、私立大学20%、短期大学35%。この結果は5年前の同じ調査に比べると大学生の国語能力の下降が著しいである。それも学校は教育への放任が非常に厳重の結果になった。若者言葉中での敬語の誤用と文法の混乱は“ゆとり教育”との関係があると言える。ですから、多くの学者は基礎教育の強化、日本語の規範を厳しく守るのが学校国語教育の重要な一環だと思う。
4.3 社会への影響及びコミュニケーション効果
社会の発展と社会環境の変遷に伴う語言環境も相応する変遷が要求される。この変化は人たちの語言規範にも大きな影響をもたらす。若者言葉の発展で使用範囲の拡大に伴う現代の日本語への影響も明らかになる。
通常では語言規範の変化は社会の実際の変化に遅いである。若者言葉のある変化は認めされない前、一般的には長い時間をかかなければならない。そして、若者の年齢の増やすことと社会に入ることに伴う若者間で使われる言葉は段々周囲の人たちと社会に影響をもたらす。段々全国民の言葉を融合し始める。特にある意義が深刻で流行で時代の特徴を反映する言葉は権威的な辞典に編入されることもある。日本で非常に信頼されて国民辞典として認めされる『広辞苑」は改版するたびに、しきりに新語を編入していた。特に第六版の中では史上最多の若者言葉を編入している。次の表を参照されたい。
表1
版本(出版年代) |
新しく編入された代表的な若者言葉 |
第四版(1991) |
ファジー、いまいち、段トツなど |
第五版(1998) |
ロリコン、ストーカー、どたキャン、素っぴんなど |
第六版(2008) |
ニート、逆切れ、イケメン、うざい、めっちゃ、どんぴしゃなど |
若者言葉もう社会交流に不可欠の役割を持つ。しかし、「イケテる」「クールビズ」「できちゃった結婚」などの流行語がまだ認めされた。
若者言葉は日本語の語彙を豊にするだけではなくて新しい文法も作る。現代の日本語の規範意識に大きな衝撃を与えた。前文に言った「全然+肯定句」、「される」の用い方はもう年齢の制限を超えて用い方の範囲は段々広くなった。多い日本人はもう無意識に正しい日本語をとして使う。広辞苑の第五版:副詞である「全然」に対しての解釈は:「俗な用法で、肯定的にも使う、まったく、非常に」の意味である。肯定句と一緒に使われる「全然」、もう標準日本語の中で重要な位置に置かれる。
日本語の変化のほかの種類としては調子の変化である。近年以来、若者言葉は平調化の傾向があるだけではなく、日本語も平調化の傾向になる。1998年4月に再版した「NHK日本語発音アクセント辞典」、先輩としての発音者と語言学者の意見を集める上で慎重に考える。その結果は「アンプ」、「キャップ」、「モデル」などの70の平調化ではない言葉は平調化の言葉として編入した。しかし、平調化の代表としての「彼氏」は編入されなっかた。
年齢とともにその時の若者は中年者と高齢者になったら彼らの語言集団も解体される。ある言葉は全国民の言葉になった。多い言葉も段々消える。しかし、成長した若者は絶えず若者言葉の集団に入る。
若者言葉に対してある人は肯定の態度をもっているのが、多くの学者は“非規範の言葉”を考える。
若者言葉がコミュニケーションに対しての影響と言えば、若者言葉は大体生き生きしているので、話し中では適当に使れば雰囲気を活発することができて苦しい立場避けることもできる。他人を進める時あるいは批判する時、適当にこの言葉を使れば両方の衝突することを避けられる。相手の感情を害することも避ける。若者言葉を通じて若い男女間で親密感を増やすことができる。仲間意識を生じさせる。しかし若者言葉を使う時、ある問題も生まれた。若い人は若者言葉を使う時他の人を排斥した。隣の若い人も自然に疎遠にされた。中年人にっては災難ではないであるか。若者言葉は若い人と成人とのギャップを大きくさせた。隣の若者さえ自分の子ともによそよそしかった感じがある。
つまり、若者言葉は日本語の変化の一つの現象である。時代の特徴を反映して、若者の思想文化を体現して日本社会の各方面を反映する。客観的に日本語の語彙と表現を豊して日本語の発展を進ませる。私たちは社会発展変化の角度から日本語の若者言葉を寛容に対応する。
語言の変化は現代の人にある面倒があるかもしれない。これはどの国でも、どの時代でも避けることができない。ですから、多い若者言葉は時代の発展に伴って「死語」になったのに、将来ではさらに多くの時代の試すを受けて特徴がある「若者言葉」は徐々に標準日本語になる。そこで、若者言葉は一つの言葉変体としては社会の発展に伴って生まれたものである。この現象に対して正しい態度を守らなければならない。
5.終わりに
日本と中国は一衣帯水の隣国である。同じ漢字文化圏に置かれている。近代以来大体同じ歴史を経過したので、現代では経済の発展に伴って社会問題も出来上がた。特に日本と同じのように若者言葉は段々流行になる。日本若者言葉についての研究を通じて具体的に若者言葉の形成原因をよりいっそう討論する。両国の若者言葉を比べて研究したら、中国の若者に対して大きく深刻な意義がある。我々中国若者は日本若者言葉の発展経過を参考にすることができる。その中の精華を吸って糟粕を捨てる。若者の風格と性格を代表できる言葉を多く作る。卑俗の言葉を減らす。こうしたら、社会に認めることができる。もっと生命力を持つ。
本論文は中国と日本社会での若者言葉を研究対象として、語彙、文法、発音三つの方面から日本と中国若者言葉を討論した。本論文はいろいろな例を挙げて中日若者言葉の特徴をまとめる、そして両方の特徴を比べた。その日本若者言葉の形成原因を探して歴史要素、社会要素、語言背景、心理要素、国民性格の要素、教育体制の要素六つの方面から説明した。若者言葉の形成は社会各方面の影響で形成されたものである。これは社会の産物だといえる。それに若者言葉は社会への影響及びコミュニケーション効果を探求した。その結論は若者言葉は社会の産物ので社会の発展に新しくて活発で積極的な要素の同時にある程度で社会の交流方式と生活方式も変わる。しかし、これは社会の進歩である。我々中国若者は日本若者言葉から精華を取って糟粕を捨てはずである
本稿は、集められた資料とそこから観察された現象に基づき、一般論としての結論をまとめてみた。日本人若者の心理的要素と性格的要素ならびに海外からの影響などについて触れることはできなかったが、今後の課題としたい。
注
1) 「若者言葉」山口奈緒子,愈カニ,横山由季子, 内山智絵,翁長瑠
http://www.tufs.ac.jp/ts/personal/ykawa/2nen2004/groupeA_jp.html
2) 「若者言葉」山口奈緒子,愈カニ,横山由季子, 内山智絵,翁長瑠
http://www.tufs.ac.jp/ts/personal/ykawa/2nen2004/groupeA_jp.html
3)米川明彦『現代若者ことば考』丸善ライブラリー、1996年、p.12
4)米川明彦先生プロフィール1955年生まれ。大阪大学大学院文学研究科博士課程修了。学術博士。梅花女子大学教授。茨木キリスト福音教会教師。茨木市人権センター評議員。(財)新村出記念財団評議員。専門は俗語・聖書・手話研究。
参考文献
武田明子(2004)「外国人からみた日本語における曖昧性に関する考察」マテシス・ウニウェルサリス5(2),151-172
宇 田茂(1996)『日本人の曖昧さ』岩波書店
王丽莉・张国华(2009)“从礼貌原则的角度分析日语不满的表达方式”《长春教育学院学报》2009年第25卷第05期